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日常の風景をスケッチするように。イラストレーターのなかあやみさんを紹介します。



取材の待ち合わせは、浜松のゆりの木通りに面したKAGIYAビルにある喫茶さくらんぼ。

珈琲の香りと懐かしいBGMが流れるレトロなお店が似合うのが、イラストレーターののなかあやみさんです。


のなかさんの作品は手の温もりを感じる切り絵や鉛筆画のイラスト。

絵のモチーフはターンテーブル、洋服、動物たち、部屋、ギター、マッチ箱、たばこのパイプ。どの絵もそこで生活する人の息づかいが聞こえてくるような、生活に寄り添うような世界感がとても素敵な作家さんです。



「作品を手元に残すことはそれほど興味がないんです。」

そう言うのなかさん。

作品を手元に残しておくよりも、自分の描いた作品が誰かの手に渡り、知らない風景の中に飾られる。

私の絵はどんな景色を見ているんだろう。そんな事を考えるのがおもしろいんだそう。

一緒に空想の世界へ飛び込んでみると…、どこかの誰かの窓際で夕日に朱く照らされたのなかさんの絵を想像してしまいました。



アートという高尚なものではなく、雑貨のような感覚で絵を買ってほしい。

買ってくれた人がたまに眺めて「よしっ!! がんばるぞ」って元気が湧いてくれたらうれしい。例えば気になっていた洋服を自分のご褒美に買うような感じで。

だから、私の絵はワンピースを買うくらいの価格帯にしてあるんです。

そう言うのなかさん。


ちょっとしたご褒美に、お気に入りの絵をってイイですね。

僕なら玄関に飾ろうかな? リビングにしようかな。日常のリズムの中に絵が馴染んでいると生活が少し豊かになりそうですね。



のなかさんは埼玉県の出身。東京の大学を出て浜松に引っ越されてきました。

元々音楽が生活の中にあったのなかさん。

浜松で一人暮らしを始め、絵を描きながら日々の想うことを歌にしてSoundCloudにアップしていたら、地元の音楽シーンと繋がって仲間が増えていったそうです。そこからミュージシャンのアルバムジャケット、フライヤーのデザイン。時にはライブハウスで絵のテイクアウトをしたりと、浜松の音楽文化のなかにふわりと風のように現れるのなかさんとそのイラストたち。

この記事を読んでくれている誰かの手元にも、その絵が届いていたらうれしいです。



とくに僕(ライター兼編集長のタテイシ)のお気に入りは、ゆりの木の情景という企画のフライヤー。

浜松のゆりの木通りには、昔ながらのお店やレコード屋、セレクトショップ、古着屋、レトロなビル、本屋さん、喫茶店などがあって、生活の呼吸が聞こえる商店街。

ゆりの木通り商店街の店舗で地元にゆかりのあるミュージシャンに演奏してもらい、それを映像作品として残すことで、ゆりの木通り商店街の多様な文化をつないでいく…といったyoutubeチャンネルが立ち上がったそうで、このフライヤーのイラストをのなかさんが描かれています。


このフライヤー。のなかさんのイラストがレトロでかわいらしく、コースターにも使えてとってもイイ感じ。

のなかさんならではのお仕事です。ぜひ手にとってみてください。

(動画もおもしろいのでみてくださいね〜)


 

のなかあやみさんの今後のスケジュールですが4月3日(日)〜4月17日(土)まで大阪にあるFOLK old book storeというイカした古本屋さんで個展が決まっているそうです。

浜松からは少し遠いのですが大阪に知り合いのいる方はよかったら応援してください。

浜松近辺では個展などの予定は決まっていませんが、いろいろな場所でイラストを見る機会がありそうです。

下にのなかさんのアドレスを記載しておきますので、定期的にチェックしてみてくださいね〜。



日常の風景をスケッチするように。

のなかさんのイラストを見つけに、ぶらり町散歩なんていかがでしょう。


 

のなかあやみwebサイト ▶︎ https://ayaminonaka.jimdofree.com/

ayaminona shop ▶︎ https://suzuri.jp/ayaminonaka

のなかの日々のなか。NOTE ▶︎ https://note.com/1_aym


twitter ▶︎ https://twitter.com/1_aym

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